カメだって全速力

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スクールだけど遊び場〜ユイレーシングスクールに参加を続けるワケ・その1〜

 初夏、と言える空気になってきました。

自宅そばの田んぼ(うちのじゃないですが)の田植えが終わり、一気にカエルが鳴き始め、うちのあじさいもそろそろです。気が早い方と遅い方があります。

 

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 前にも書きましたが、初めてユイ・レーシングスクールを受講してから、もうすぐ2年。2年前の6月にドライビングワークショップを受けたのが最初です。

前回で丁度10回と、レースが1回。

下記のようなプログラムを受講しました。

(各プログラムの説明は、私個人の参加経験による個人の印象ですので、引用ではありません。正式にはユイのホームページで御覧ください)

 

ワークショップ 3回

スラロームや八の字、ブレーキングなど基礎練習をしっかりやって、その後オーバル走行を体験する

オーバルスクール 3回

パイロンで作る大小のオーバルを走行することでスキルアップをはかる

(むちゃくちゃコーナリングの勉強になります!)

トライオーバルスクール 1回

パイロンで作るおむすび型のコースを走行する。低速コーナーとキンクとオーバルの三要素

YRSストリート 1回

パイロンで作るコースを走る。各種コーナーをバラエティ豊かに取り揃え、低速コーナーも上手く走ればストレートがキモチイイ。

ツーデースクール1回

1日目にワークショップと同じプログラムをこなし、一夜明けてフジのショートコースを1日満喫。事前指導も含め走り方やラインの読み方の勉強になり、前日のプログラムで車と仲良くなっているから、楽しい!

(ここで知った走り方や考え方を、後々事ある毎に考え直し、解釈して自分の中に落とし込むことで、最近他のサーキットが走りやすくなりました。)

スズカサーキットドライビングスクール 1回

 鈴鹿サーキットフルコースを1時間ずつ2回走ります。練習の成果を試せる。

スクールレース(フジショートコース) 1回

 スクールに一度でも参加して、ユイの方針を理解した人なら誰でも参加できます。

今年はスプリントと130分のエンデューロがありました。

 

筑波で行われているスクールは参加したことはありません。

 

 

正直申し上げて、なぜそこまでするのか、不思議に思われている方もいるかもしれない、と感じています。私自身も、スクールと言えば1回とか、いいとこ2回くらい連続して行くものだと思っていました。

スクール=タイム何秒上がる?という反応も聞いたことがありました。

スクールなんて行くよりもその分走ったほうがいいという意見もありました。

何回行ったら卒業なの?とも言われました。

特にその意見に異論を唱えるつもりはありません。

いろんな考え方あります。

ユイでも特に何か決まっていることはありませんし。

いつも会う人もいるし、たまに会う人もいます。

ともかく私はスクールに通うことを選んでフジまで行っています。

今や思いっきりリピーターです。

ユイはリピーター率が高いそうです。

 

何故ハマるのか。

楽しい。見いだせるものがある。自分に期待が持てる。

こういう感じかな?と個人的には思っています。

レース参戦者、これからサーキット走りたい人、とにかく車の運転について知りたい。

今まで様々な人と一緒になりました。

私自身がハマった理由、にあたることを、何回かに分けて書いてみようかと思います。

私の経験から、何かを感じ取っていただければ幸いです。

以前から読んでいただいている方には、少し記憶の焼き直しになるかもしれませんがご勘弁下さい。新しいことも少しずつ加えています。初心者まもがめの、少しばかりの成長の軌跡にお付き合いいただければ嬉しいです。

 

 実は、ユイ初参加の2年前の6月から、遡ること更に2年。

私が最初に参加したドライビングレッスンは、鈴鹿サーキットのSTECが行っている「ドライビングハイ」でした。

(当時、不定期開催でしたが、今確認した所、このカリキュラムはSTECのサイト上には載っていませんので、なくなったかもしれません)

ブレーキ練習、スキッド、Jターン(直線加速、減速から左巻きコーナリング)の後、スズカの南コースに移動し、1時間の練習走行でした。

 

 その後同じSTECの「中級チェック」というプログラムにも参加したことがあります。

講師の皆さん、今思い返してもほんとに運転お上手でした。

中級チェックの最後がジムカーナなんですが、若い講師のお兄さんは前後の荷重移動が凄くスムーズで助手席で感動しました。

 ドライビングハイの最後の南コースの時も、初回参加者四人は最初に講師の車で5人乗りで同乗走行。

その後ド初心者の私は志願の居残りで助手席で同乗体験。

その後自車での助手席体験まで面倒見て頂き、その再現に努めて、非常に楽しく走れました。講師が驚いておられました。

 

 

なのに、なぜその1年後、私は西浦でアンダー地獄に陥ったのでしょう…???

 

 8割くらいは私の車と運転に対する理解不足、取り組み方のせい、2割くらいはタイムを出すことが強迫観念になっていたせいだと思っています。

 せっかくのスクール体験を、脳内整理できていないから、コースが変わるとできない。  手続きを踏まずにそれにしては高すぎる速度でターンインするから、フロントがどアンダー。

という風に今では思っています。

 ユイに行くまでは、自分の知り合いと一緒に走るにはスズカに行くしか無く(一緒に行っても遅いから結局コース上では一緒にはならないのだけど)、でも、スズカは当時の私には大きすぎて、他にもいろいろ思う所あり、力をつけるまではスズカに行けないと思いました。

その「力」の目安が自分にとっては「タイム」だけだったこと…も良くなかったでしょうね…。

 

私の考え方と視野が、今より狭かったのだと思います。何も知らないくせに、独りで悩んで、独りで行動していました。

何がわからないのかも分からなかった。

周りの人が困っておられたのも記憶があります。

 なんかこう、ありますよね。

なんとかしてあげたいんだけど、本人がもうくちゃくちゃになっていて、子供じゃないから見守ることしか出来ない感じ…恥ずかしいけどそういう感じだったのではないかと思います。その時の出来事でトラウマになったこともあるし、これからはなんでも習える時代だから、最初にスクール、という考えは正解だと、経験上思います。

 

 

 その時も、独りで苦しむ私を見かねて、夫が、自分は行ってないからハッキリわからないけど、ユイレーシングスクールというところがあって、と教えてくれました。

 夫は雑誌のENGINEのドライビングレッスンの記事を見て、過去にスクールのインストラクターが雑誌に書いた記事を思い出したのだそうです。言っておられることの筋が通っている、という印象を持っていたんだそうです。

なので、そんなにサーキットやりたいなら一度行ってちゃんと習ってみたら?と薦めたそうなのですが…スズカはいきなりは参加できないとわかり、フジは遠いかなあ…

で、半年そのままに。

 でも行き詰まって、ユイのホームページを開き、Read me first的な「ユイの教科書」を読み、スポーツ走行を始めてからの、数々の出来事とそこで生まれた疑問の答えがあるような気がして申し込みました。それが最初です。

 

通いはじめて随分経ってからのことですが、夫が雑誌をとっておくタイプの人間なので、頼んで探し出してもらいました。1993,1994頃のカーグラフィックです。私はあれだけものを取っておける気持ちが未だにわかりませんが、この時は感謝(笑)

 

スクールでは殆ど話題に出ないので最初は知りませんでしたが、ユイのシニアインストラクターは、70年代にアメリカに渡り、雑誌に記事を書きながらアマチュアでレース参戦を続け、カリフォルニアチャンピオンや全米6位の戦績を持ちます。詳しくはユイのサイトのMedia infoに載っています。

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