カメだって全速力

このブログの続きは、カメだって全速力第2章「る〜さんと駆ける」(mamogame.hatenadiary.com)に移行しています。リンクからどうぞ

夢は爆走?

f:id:mamogame:20171026205933j:imageワンニャンのニアミス

なんかエエもん食べてる?気になるなあ…という感じ(笑)

 

 

前回の続きです。

振り返ると私自身は、4年ほど前のはじめてのサーキット走行から、半年くらいで、1kmくらいのコースで6秒くらいベストタイムが上がりました。元々が遅かったですけれどね。

ただし、タイヤのみぞはは反り返ってましたし、今考えても原因がわからないのですが、走行後半に車から音が出るようになってきました。(今はそういう音は皆無)

おそらく車体とタイヤに負荷をかけすぎていました。

短期間でその状態が終われて良かったです。

反り返る前の最初のタイヤは7000㌔で使い切りました。

滑りすぎ!もったいない!って車屋さんで言われましたが、では自分がどうすればいいのかわからない私でした。

 その状態で、自分はなにか間違っているだろうからと、ユイレーシングスクールに初参加しました。

で、トム吉田氏の座学を聞いて、自分の勘違いに気づいて仕切り直し。

最近は、無理していた頃と大体同レベルのタイムを、無理せず楽しんで出してこれる様になりました。

 

 

 

ユイレーシングスクールに行くと、走る前に座学があります。

イーブンスロットルはどういうことか、どうしてそれが必要なのかを短い時間で簡潔に説明してくださいます。

2年前の殆ど車の知識がない私でも理解しました。

自分の決定的な勘違いにも気づきました。イーブンスロットルの中身を知りました。

 

2輪よりも4輪の方が車は安定する

(バイクと車ということでなく、4輪の車の荷重の状態のことです)

このことを私はどこかに置き忘れてきてたんです(笑)

もしくはちゃんと考えたことがなかった。

ただタイム上げなきゃ、しか考えていなかった。

 

「前荷重をかけるとよく曲がる」

というのは聞いたことがある話ですが、前回に書いた踏力一定の話とある意味同じで、前荷重は手段であって目的じゃないのに、気がついたら前荷重をかけることが目的になって、かえって車のバランスを損ねてる場合があって、それに気づかないでいると、もうそこから負のスパイラル。私そうなってました(笑)

 

 では前荷重がどのくらいなのかとか、直線フル加速状態からコーナー脱出までをトータルでどうするか、などなど、操作の連続で走りは出来上がっているし、

車そのものの前後の重さのバランスも、ホイールベースの長さも、車の高さも、重心バランスも、足回りの硬さも、タイヤも、みんなバラバラなので、細かいことをここで言葉にしても全員に当てはまるわけでもない。

根底にある共通項は一緒なんですけど、経験しないとわからないこともたくさんあるように思います。今は自分の事で精一杯です。

 

 スクールでは目的地の考え方を言葉で理解して、それは実際どういうことなのか各々が練習します。その先はそれを見ながら個人指導です。繰り出される指導は

「なぜ外から見ているだけで私がそういう操作をしたと分かるんですか?」

と指導されている方が驚く、そういう光景をよく目にしました。

 

 

 

 

社会の中で生きてると、逃げられないしがらみとか、ストレスとか多いですよね。

(私の場合は…いろいろ書いてみたけど、夫の悪口では全く無いけど、載せても楽しくないから、心のなかにしまい直しました。主婦にもいろいろ苦労があってね。「主婦は家計からクルマにお金がまわせていいね」なんていう揶揄も他所で聞いたことあったけどね。逆だよ・苦笑)

まあとにかく、生きてるということはいつも思うに任せない事が多いですよね。

だからこそ自己実現の趣味の時間を持つということは、何かに無心で取り組む時間というのは、ただ疲れたと休むよりも、心と身体のストレッチになるんです。

 

フジが遠くて時間と資金がかかったのは痛いけれど、24時間以上自宅から離れられるということは、ものすごく気分転換になりました。

スクール以外はほぼ独りで行動しているんですが、家族の食事の心配、洗濯の心配、しなくていい時間なんて、この20年ほぼなかった。

独りで宿の狭いベッドで大の字になって寝ました。しあわせー!

家族のみんなありがとーーー!!  ってね(笑)

 

車が好きな人はたくさんいて、サーキットもホントは走りたいんだけどね、って言う人もいる。

普通の車でサーキット走れるということがもっと認知されて、男女や職業にかかわらず、もっと普通の人が普通の車でスクールに行ったりサーキット走るカテゴリーが認知されたら良いのにな。

遅くても別に構わないし、ちゃんと習えば最速でなくとも大体前より速くなります。

上達すれば更に上を目指すのは人情。

自分のペースで進めば良いわけで。

 

 

 運転って、基本自分と車。しかも車って物だから感情がない。

上手く操作すれば速いし、下手こけば失速。

実にシンプル。

サーキットはルールが決まっているからそれを守れば誰でも走れて、みんなが同じ方向を向いて走っている。

 

 

別に誰がどんな車を好きでも、いじってあってもいじってなくても、国産車でも輸入車でもいいじゃない。

プロのレースの世界だって、ポテンシャルの違う車が混走してるんだってある日はたと気が付きました。

 

 

それよりも、やってはいけないことは整備不良とか、自分と車の力量の判断ミスとか、危険行為だと、経験していく中でよくわかりました。

高性能なものを手にした時、いちばん大事なことは熱意を冷徹に変換することなんじゃないか、そう思うようになりました。

自分はまだ冷徹よりも、こじんまりとしすぎな気がします。

思考も作業ものんびりしすぎだな、鈍いんだな。

 

 

そうそう。一番最初にサーキット走りたいって思った瞬間を思い出しました。

 

YouTubeアルファロメオジュリア・スーパー?でサーキットを走るオンボード映像を見たときです。

たまたま見ただけ。誰かもわからない。車の種類もはっきりしないけど、ジュリアで検索かけて当たった動画でした。

 

まず音が良かったね!

今の車からすれば爆音ですね(笑)

今の車だとああいう音はしないかも(笑)

今の相棒のルーテシア3RSはちょっといい音がして、良いんだよね。

ただ、それを本気で聞くには、腕が要りそうですなあ^^;