命日
8月最終日。
週末台風の影響で雨が降るかは気になるところですが、朝晩涼しくはなって来ました。
先日が夫の母の命日でした。
13年ほど経ちました。
お姑さんは生家が川魚の卸、晩年が老舗鰻屋の洗い場と、うなぎとは縁があったお人でしたので、いつも命日あたりにうなぎを焼きます。
お姑さんは本当は炭で焼くのが当たり前で、うなぎも道具さえあればさばく人でしたが、
嫁入り先ではそこまではできず、開いた生を買って来て家庭用のコンロで焼いていて、私は嫁に来て、同居時代に焼き方教わりました。関西風です。
その後、息子である夫が七輪買って炭を起こすようになり、お姑さんが人生最後に自宅で食べた夕飯は、息子が焼いたうなぎでした。
備長炭の火は眺めても良し。
私は火加減は分からず、夫は焼き加減が分からず、いつも分業です。
串うちできないので、家庭分焼くくらいが精一杯ですね。
皮から焼き始め、両面あぶって縮めてから、皮をじっくり焼き、また返して身の面もこんがり。
(焼きが足りないとゴムみたいな食感になります)
自家製継ぎ足しのタレをつけて両面炙ります。
全員分を豪快に桶盛りで、大きなひつまぶし(笑)
仏様にも忘れずお供え。
6人で4本。
何よりも、安上がり!
昔はこれが5千円くらいでできたのになあ〜
お姑さんは昭和一桁の生真面目で働き者。
頑固で時々困ったけど、本当にすごい方でした。
孫に見せる愛嬌のある顔はさすが関西人!
うなぎと心意気、年季は足りませんが、なんとか受け継いでやっています。