カメだって全速力

このブログの続きは、カメだって全速力第2章「る〜さんと駆ける」(mamogame.hatenadiary.com)に移行しています。リンクからどうぞ

山頂はひとつと聞いた。

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インチダウン、幅ダウンしたタイヤ。

世間的にはこのタイヤのツライチでない感じがかっこ悪いというらしいのだけどね(笑)

別に速そうに見えなくて良いからなあ(笑)見えても困る。

で、中古で仕入れたタイヤとホイール。

届いたら、タイヤがランフラットだったというオチがついた。やすかったのはそのせいなの?

重いよ〜(笑)

 

(内容的には、上の「キッチンの…」の続きになります。)

 この2年で、自分の車のことだけは、元々してもらってあったことを自分で確認できた。知らないことを質問して、それに手短に答えてもらって、大筋で消化する努力も出来てきてる。これ以上は知らなくていい、ということは追わない。それより走らなきゃ。

せっかく走れる場所があるんだから。

 

私にとってはタイムよりも先に大事なことだった。

入り口に来るのに2年もかかってしまった。

この辺がやっぱり車や物理に対する経験不足なんだろう。カメの歩みだ。

知識や経験のある人なら、違っていたと思えばパズルを組み替えれば、基本はすぐに、あっさり、できることなのかもしれない。すぐに馴染んで速くなって、次の段階や、もっと速く、となった人も見てきた。私はのんびりしすぎてるかなと思う。

 

自分は、タイムを上げる、にはまだ足りないなと感じていることがあるので、タイム出したい、と思わないようにしている。

「タイム出したい」この七文字を思い浮かべる間、他の思考と動きが止まる、とスクールで走りながら知ったから。

やるべきことをやって、前へ前へという意識を失わなければ、上がるときには自然に上がるはずだ。その前へ前へ、が少しわかってき始めた。やっとだ。

 

ふう。

 

 習ったんだ。効率良く走る方法は。

 やっているんだ、やってるつもりなんだ。でも、つもりだけだったりするんだ。

人は自分勝手な、だけどかわいい生き物だから、一生懸命になると見えなくなることがある。

そして知識として知らないことは、起きていても感じとれないこともある。

 

感じていても言葉を知らなければ表現できない。活かせない。

 

しかし経験していないことは、考えることすら難しい。

 

 4年前、他のスクールに3回行ったけど、今知っている大前提は聞いたことがなかった。

ものすごく大事なことが、みんなが知っているはずなこととしてスルーされているのか?

三種類のカリキュラムのうち2つは、その上に進むための初歩のカリキュラムだったのだけど…

そこの講師の人はみんなすごく上手だったけど、どこでどうやって習ったのか…?

 なのになぜ、ユイでこんなに沢山の人が目からウロコを落としている姿を、2年間私は見てきたんだろう。

別にユイだけが唯一、なんて言っているわけじゃない。

 

 

何を習ったのか、大事なことが書けない。

別にスクールの回し者でもない。

営業的なことを気にしているわけでない。

考え方はみんなに広まってほしいとは思っている。

だからこそ書けない。

言葉で書いてしまって、理解の仕方を予想できるほど、私は知っているわけじゃないのだ。

もし誤解したら危険な気がするのだ。

経験と理論の両方があったほうがいいに決まっている。

自分で掴み取った何かは財産になる。

 

 3年前、ズルズルにタイヤを引きずって、タイヤの横の溝が反った。

車から苦しいという声が聞こえそうな気がしながら、半年。

タイムは上がった。

嬉しくなかった。何かがおかしい、何かが間違っていると感じた。

 その時のアベレージに、多分今届かない。

上手く走って、楽にそのアベレージに届くのが最初の目標。

車としては少々厄介なんだと言われてる。

非力で頑丈、幅の広いタイヤ。

カメの全速力を見たい。

 

最速はひとつだ、と師匠が言っていたことがあった。

そこに至る一連の会話から、みんないろんな登山口から頂を目指して上っているイメージになった。