交差点をカッコよく曲がりたい
昨日の晩、ヒール&トゥのことを書いていて思いました。
ユイのオーバルでは自分の車と走りだと、3速を使うかどうか微妙なところで、基礎練習がしたいので3速使用(=要シフトダウン)は2速オンリーで周回速度が上がったらでいい、ということにしていました。
そういうわけであまり練習する機会がなくて、通常のオーバルよりも最高速が上がる「トライオーバル」というオーバルを走った時に3速が必要になり。
そしたらどこでシフトダウンするかがしっくりこなくて、1日じっくりやって、ターンインの時間軸整理をしましたっけ。
(ユイのオーバルは進化していて、最近1番直線が長いオーバルがスタートしているそうです。早う復帰したい)
意外と小心者なところもあって、いざサーキット、いざオーバルとなるとできるはずのことができなくて苦しむのが現状で。
交差点の曲がり際にカッコよくシフトダウンできたら。
それが15年前の自分が思っていたことです。
昨日書いたように、公道ではヒール&トゥは特に必要ない、自分ではそう思っています。
それは、コーナリングの考え方が変わったからかもしれません。
だけど、やっぱり日常でもぶぅん!ってやりたいよな気もします。
最近になって改めて思ったので、長い前置きとして、ちょっと踏み込んで書きます。
私自身の経験上の話です。スポーツ走行に興味のない方はm(_ _)m
伝わらなかったらm(_ _)m
結局サーキットも公道もある種共通で、
「速く走ろう」っていう思いで曲がり角のギリギリまでブレーキを踏まないで、最後にブレーキをキュッと踏んで前がかりでエイヤとステアすると、確かに曲がれるのは曲がれるし、アンダーやオーバーに陥ってはいないのですが、
旋回している何処かで旋回の流れが詰まるような、そういう瞬間が出てきます。結局それは旋回途中で失速しています。自分は以前そういうふうでした。誰に教わったわけでもなく、気づいたらそうなっていました。
ぎこちない旋回になって、ロールした荷重がセンターに戻ってくるのが遅れて、立ち上がりの加速が悪かったり。
(公道でも低い速度で、大げさにやればそういう風になります。危なくないように周囲を確認した上でです。)
それは減速をギリギリまで遅らせた時と同じです。
前掛かり過ぎでターンインして旋回途中に失速する分
立ち上がりの姿勢回復が遅れて、四輪でステア真っ直ぐでフル加速に移るのが遅れた分で出てくる加速の鈍さ(=これも失速と考える)の分
この2つの失速を、例えば減速を1〜2秒我慢して遅らせたとして、
その間の加速分で越えられるか?
習いはじめてしばらくしてそう考えるようになりました。
気持ちの上ではブレーキを我慢したほうが速くなったような気が、これを考えていても少しします。追いつきたい(離されたくない)相手があるときはなおさらです。
相手のお尻ばかりを見ていると、無意識にブレーキが遅れていきます。
思い切って自分の気持を抑えて、ウソだろうっておもうくらい手前で減速の作業をはじめてみたら、これほど心地よい旋回ができるのだと思うくらいの旋回感があじわえて、加速に移れるのが速く。
時間は少しかかりましたが、結果的にタイムにしろ何にしろ、損なわれることはなく、むしろ、オーバルやサーキットで、自分がミスをしなければ、スペック的に少々上の車にも、コーナー出てすぐには置いていかれなくなりました。
フジのショートコースでのスクールレースではスペックが高い車とも混走でしたが、中盤1番走りが良かった時、コーナーの手前と出鼻で前との距離が変わらなかった時、心がそわぁっととしました。すぐに気持ち切り替えないと、次のコーナーでミスして失速なんですけどね(笑)
コーナリングスピードはポルシェもロードスターも大きくは変わらない、だから相手がミスをすれば形勢が変わる。
時折聞く話です。
ブレーキのタイミングだけでなく、ターンイン作業やブレーキペダルの踏み方等々も指導を受けて変えていった上での話です。実感すると納得できました。
スロットルを開けて入る高速コーナーでも、この流れがあるからこそ思い切って高い速度で入れます。(プロのレーサーの車は、車の方を作り込んでいくので、一般車とは操作が異なってくる部分があるそうで、激しい操作でも大丈夫な場合とかあるそうです。)
これが、自分がタイヤやブレーキをランクダウンしてもスズカで以前と同レベルのタイムが出たゆえんだと自分では思っています。それが正解かは特に確かめていませんが、自分がやってきたことはそれだけです。まだ改善点はたくさんあって、だからタイムとしては大したことではなかったのですが(泣)
っていうのを踏まえて、交差点をどうカッコよく曲がるか。
アウトインアウトで走れるわけでもなく、強いブレーキを使って急減速したら自分が止まれても追突されるかもしれないし、後ろの人に怖い思いをさせます。
歩行者など自分が見落としていない確証はないし、昨今ママチャリも速い人は速いから事前に視野にない所から出てくることもあり得ます。
人や車が多いところではそもそもゆっくり走ろうとしたほうがストレスないです。
もし周囲が見通しが良ければ、速さよりもスムーズさを味わいたい、失速感のないコーナリングをやってみます。
減速は早めです。失速したくないのだから、公道レベルでそのまま最後まで行ける速度まで落としてから余裕をもってシフトダウン。ブレーキは踏んでいないから、スロットルをちょいとあおって(笑)なんちゃってヒール&トゥ。
これを繰り返していれば、必要になった時のイメトレになります。
しかし、車来たら、この先楽しみだけど、大変だなあ。
完成してないもの(操作)をまた最初から組み直すようなことになりそうで、スペックに沿う走りができるまでには時間がかかりそうです。
言い訳きかんしね(笑)
プライドなど最初からないから(あんまりないのも進歩がおくれるんだす)、ぼちぼちでんなあ。
先日来、まずは318のお嫁入りに向かう作業をえっちらおっちら。(旦那様ぁ、ありがとうです。)
今日はヴイッツくんを、ひと夏お疲れ様と、きれいにしました。